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公開講座「戦略的キャリアデザインの方法~社会人スタートダッシュのために今できること~」

平成25年11月28日(木)、都内在住・在学の大学生を主な対象に、首都大学東京南大沢キャンパスで、公開講座「戦略的キャリアデザインの方法~社会人スタートダッシュのために今できること~」を開催しました。

 

◆ 講師:大久保 幸夫 氏

(株式会社リクルートホールディングス 専門役員、リクルートワークス研究所所長)

 

image・キャリアというと就活の問題と捉えがちだが、内定をもらって会社に入ることは、職業人生のスタートラインに立ったことにほかならない。そこからどうやってうまくスタートを切り、仕事で成果を上げていけるか、つまり、いかにして社会人としてスタートダッシュを決めるか、ということが重要

 

・入社5年間くらいは障害物競走のようなもの。自己開示によって信頼関係を築き、先輩から仕事の型を学んで習得する期間。この期間を早く走り抜け、周囲の協力を得ながら自分の役割を全うできる「一人立ち」の状態になれば、社内で評判が上がり、どんどんおもしろい仕事が回ってくるようになる。 自己開示や仕事の型の習得は、学生生活におけるゼミや部活動等においても同様に必要とされるノウハウ。今現在の人との関係の中で試したり、鍛えたりすることで、入社後のスタートダッシュに備えておく。

 

・「価値を感じる仕事(仕事に対する価値観)」は学生の時期にあってもある程度形作られているが、「やりたい仕事」「できる仕事」は実際に仕事をしてみないと答えはでない。キャリアのスタートは「筏下り」のつもりで、自分の向かう先が見えなくても構うことなく、激流を下るように目の前の仕事をこなし、将来どんな仕事をするにしても必要な基礎的な力を身につけることに終始する。 「やりたい仕事」「できる仕事」は仕事をやった事実の中から見出す。もともと持っている「仕事に対する価値観」と合わせて、この3つの答えが重なったところに、「自分はこの道でいこう」という行き先としてのキャリアがある。自分の専門性を明確に定めたら、「山登り」のように、その領域に自分の全エネルギーを集中して仕事をしていく。 誰かの利益のために自分の最大限の力を発揮していい仕事をしよう、もっといい仕事ができるようになろうとするのが仕事におけるプロフェッショナルであり、それになるためのプロセスとして、「筏下り」と「山登り」がある。

 

・仕事をするために必要な能力である「職業能力」は「基礎力」「思考力」「処理力」「専門力」「態度」の5つからなっており、このうち「基礎力」は、人間関係をつかさどる力、課題を発見し解決する力、自分自身をコントロールする力の3つの行動習慣からなる。 よく耳にする「リーダーシップ」とは、このうちの、人間関係をつかさどる力と課題を発見し解決する力の掛け合わせであり、基礎力を身につけることは、リーダーシップを身につけることに非常に近い。

 

・リーダーシップはチームメンバー全員が発揮するもの。具体的な提案をすることや発言しやすい雰囲気を作ることもリーダーシップであり、新入社員にも求められる。 リーダーシップは社会人として大きな価値であり、学生のうちに、リーダーシップを正しく理解して、日常の中でも身につけていっていただきたい。

 

・リーダーシップと同様に重要である「自信」は、人間関係の積み上げと、やりきった、結果を残したという経験の積み上げからつくられる。自信があれば、人を信頼することができ、新しいことにも挑戦できる。

 

・基礎力やリーダーシップが、仕事をする上で重要なことであり、会社に入る前に鍛えることができるということを意識して、行動に移すことができている人が、内定を得ることがき、結果的に会社に入ってからも活躍できる。小手先の就活ノウハウではなく、本質的なものを準備して力をつけている人が自分の思うような就職ができる。

 

・学生の間にやった方がいいことはたくさんある。自分の行動半径を広げたくさんの人や機会に触れる、授業を受けて様々なものの見方・考え方を知る、学習習慣を身につける、職業能力の原点として文章力やスピーチ力を磨く、異文化と触れ合う等があげられる。大学生にリスクはなく、むしろやらないことの方がリスク。やったことはきっと仕事を始めてからのスタートダッシュ、さらに長期的なキャリアの成功につながる。

 

その他、会場からの質問もあり、就職を具体的に考える前の段階から、長期的な視野で人生設計を考えるためのキャリアデザインの重要性について、講師・参加者間で意見交換が行われました。

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