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東京都女性活躍推進大賞

3 特別対談 テーマ「女性活躍推進が進めば社会が変わる!」

NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表理事 安藤 哲也 氏
公益財団法人21世紀職業財団 会長  岩田 喜美枝 氏

安藤氏:

・ファザーリング・ジャパンでは、父親の育児や家事を「参加」ではなく「シェア」と呼んでいる。お手伝いではなく、あくまでも父親も育児・家事を自分の仕事としてやっていく。

・女性活躍というものは、女性だけで発信するものではない。テーマ「女性活躍推進が進めば社会が変わる!」であるが、ファザーリング・ジャパンのキャッチフレーズも「父親が変われば社会が変わるということで、まさにリンケージしているように感じる。

岩田氏:

・今の女性活躍推進での最大の課題は「働き方を変える」ということである。長時間働いて成果を出す、ということでなく、時間当たりの生産性で貢献することが重要である。しかし、個人の努力だけでは限界があるので、そのために、会社は、業務改革をする必要がある。

・「働き方を変える」というのは、特に男性にとって重要である。

安藤氏:

・ファザーリング・ジャパンでは、イクボス養成事業を行っている。イクボスとは、育児世代の部下やスタッフを男女に関わらずマネジメントし、業務改革や組織の活性化をできる管理職のことである。加えて、そのボス自体が仕事以外に活き場所を持つことによって、ボスが早く帰り、部下も帰りやすくなる。ボス自信も輝くことができる。

・仕事と家事・育児の両立支援を進めていくためには、男性が意識を変え、当事者意識を持つことが重要だ。

岩田氏:

・企業の子育て支援制度・環境は充実してきたが、未だ念頭にあるのは女性社員である。これからは男性が、当たり前に、制度を使って、妻と育児をシェアすることが大事である。これは、男性自身の幸せのためと女性のキャリアアップのために必要である。

・男性に当事者意識をもってもらうのと同時に、女性も仕事を続けるだけでなく、仕事体験を通じて、実力を身に付け、キャリアアップをして欲しい。

・育児中の女性には、残業ではなく、一時間当たりの生産性で会社にどれだけ貢献できるかで頑張って欲しい。そんな中でも、ここぞ、という時がある。そんな時は、自分が好きなだけ仕事ができる体制を作ることが大事である。それは、親や地域の人、保育所などとの協力体制を日頃から作っておくということである。

安藤氏

・パパ友ネットワークは地域に作った方が良いと話している。育児で何かある時に、お互いが助け合える地域のネットワークは大きな力になる。老後にもいいだろう。そのためには、自分自身がワー

・ライフ・バランスを整え、地域の活動に入る必要がある。

岩田氏:

・ワーク・ライフ・バランスにおいて、仕事以外の活動も平行してやっていく、ということが重要である。シングルトラックでなく、マルチのトラックを自分の中に持ってやっていく。

安藤氏:

・男性も仕事だけの人生では危ない。二枚目の名刺を持とうと呼びかけている。仕事と違う社会活動を持つと、豊かさや広がりが出てくる。

・子供は地域へのパスポート。子供がいることによって、地域で繋がり役割を持てる。

岩田氏:

・男性が地域や家庭で色々活躍するためには、突き詰めれば男性らしさ、女性らしさといった根っこにある意識の問題、それから長時間労働が大きな問題である。

会場からの質問(ワーク・ライフ・バランスにおける介護の問題について)

岩田氏:

・育児は自分が中心になり、自分が背負っていくという感じが残るが、介護は関係者を作ることでシェアできる。仕事を辞めないという前提でどういう体制を作るかが重要になる。

安藤氏:

・ワーク・ライフ・バランスの文脈が昨今は育児から介護の方に来ている現状があり、ファザーリング・ジャパンでは今後「ケアメンプロジェクト」も必要ではないかと思っている。実際に晩婚晩産化で育児と介護を両方しなければならないダブルケアの問題もある。介護による離職者も増えている。介護と仕事の両立のベストプラクティスをどう作るかが、今後のワーク・ライフ・バランスの課題ではないだろうか。

おわりに

岩田氏:

・女性活躍が進めば社会は変わる、社会が変わらなければ女性の活躍が進まないという双方向の関係にある。しかし、時代は変わってきている。今職場で活躍されている女性の皆さん引き続き頑張っていただき、そうでない方も、チャンスは来るので、目の前のことをしっかりやっていただきたい。

安藤氏:

・女性活躍、男性の育児シェア、イクボス・管理職改革は3点セットである。これをやらないと、女性活躍推進の成果は出ない。

・女性は夫を変えることをあきらめないで、どんどんファザーリング・ジャパンに送り込んで欲しい。新しいOSに入れ替えてお返しする。全ての女性を応援していきたいと思っている。

 

NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表理事 安藤 哲也 氏

会社員として仕事をする傍ら、父親の子育て支援・自立支援事業を展開するNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立し、現在はファウンダー兼代表理事として、全国各地で講演等様々な活動を行う。厚労省イクメンプロジェクト座長、内閣府男女共同参画推進連携会議委員、にっぽん子育て応援団団長、東京都・子育て応援とうきょう会議実行委員会委員等を歴任。自身も3児の父親。

 

公益財団法人21世紀職業財団 会長 岩田 喜美枝 氏

公益財団法人21世紀職業財団会長。東京大学教養学部卒業後、労働省(当時)入省。平成15年厚生労働省雇用均等・児童家庭局長を最後に退官、株式会社資生堂に入社、平成20年代表取締役副社長、平成24年顧問に就任。現在、男女共同参画会議議員、中央教育審議会生涯学習分科会委員、内閣府消費者委員会委員、NPO法人国連ウイメン日本協会副理事長などを務める。

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